第8回 7月11日(日) 飯南町 トマト・ミニトマト編
第8回目は、第2回の産地ツアーパプリカ編で訪れた飯南町で、トマト・ミニトマト編で開催しました。
中継スタジオ(飯南町役場)より、左から飯南町役場大江さん、JAしまねの渡邊さん、新規就農者の井上ご夫妻と一緒に公社の高橋の司会でツアーをスタートしました。
飯南町は、標高400m~500mに位置する高原地帯、昼と夜の温度差が大きく、夏は涼しいうえ、水がきれいな地域なので品質の良いトマトが作られています。
産地概要、栽培方法、出荷方法の流れをJAしまねの渡邊さんより説明
中継スタジオでは、就農2年目大玉トマトハウス2棟を栽培しておられるの井上さんご夫妻からお話を聞きました。
井上さんご夫妻は、大阪からIターンし、飯南町の環境だから美味しいトマトが出来る!この地でトマトを作りたい!と就農を決意。研修については、1年目は町内の農業法人で、2年目は、大田市の農林大学校の座学と現地を組み合わせて行いました。飯南町にあるお試し住宅を活用しながら、1ヶ月間の農業体験を行ないました。農業のことだけではなく、地元の物価調査や、環境などを知るとてもいい体験になったと語られていました。
また奥さんからは、「初めは将来のビジョンを明確に決めなくても「農業したい!」という気持ちがあれば大丈夫!先輩農家の方、研修内容で刺激を受け、自分の目指す農業がだんだんと明確になる。やる気次第です!飯南町は、サポート体制がとてもしっかりしています。歓迎ムードで安心できる環境だったことが決め手になりました。」と語っていただきました。
現地中継では、大阪からIターンして5年前からミニトマト12aの栽培に取り組んでいる宇都宮さんのほ場から。
大阪で会社員をしていた宇都宮さん、東日本大震災の際、農業の重要性に気付いたことがきっかけで農業の道へ。ミニトマト栽培を選んだ理由は、大玉トマトに比べ収益性が高いこと、しかし収穫作業に時間がかかるため、農繁期はパートの雇用もしているそうです。農地は、飯南町役場で紹介してもらい、ビニールハウスは、町が運営するリースハウス事業を活用。機械はご近所からいただいたり、貸してもらったりしています。
また、就農当時は独身でしたが、飯南町の縁結び事業で人生のパートナーと出会うことができたと幸せいっぱいの笑顔で語っていただきました。
誘引作業の様子も見せていただきました。(▼下写真)
飯南町役場の大江さんからは、大玉トマト、ミニトマトの新規就農のモデルの紹介や、井上ご夫妻、宇都宮さんが利用された農業体験の際利用できるお試し住宅やリースハウス事業についての説明がありました。
詳細については、産地ツアー飯南町説明資料にも記載されていますのでご参照ください。
参加者のみなさんからの質問タイム
Q トマト栽培をされている方で兼業農家の方はいますか?
A 現在飯南町で新規就農されている方で兼業農家の方はいません。しかし飯南町は冬の時期が厳しいのでその間に補完的に別の仕事をされる方はいます。
Q おいしいトマトを作るコツは?
A 今までの失敗も含め学んできた経験、一つひとつの丁寧な作業の積み重ねが大事です。
Q トマトは施設栽培でないとできませんか?
A できます。ただ、露地栽培は、天候や病害虫の影響を受けやすいので安定生産にならず経済栽培にはなりにくいと思います。
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《お申し込み、お問い合わせ先》
飯南町役場 地域振興課
TEL:0854-76-2864
メール:teiju-center@iinan.jp