1.知識、情報だけでは農業理解きません。
・農業は、自然の中で生き物を育てます。この単純な原理が分かっていても自分の進路と関連づけて判断しにくいのは、私たちの日常生活、とりわけ都市部での生活では農業生産の現場に触れる機会が非常に少なくなっていることが大きな理由です。
・どんな仕事も実際にはやってみないと分からないものですが、農業では、自然条件や生き物は人間の思い通りにならないことを痛感させられることがあります。
・例えば、稲作名人と言われる方でも生涯に栽培できる回数は数十回しかなく、毎回違う条件で作るのでいつも新人といわれるように、同じ条件を作れる工場生産等と比較すると農業の難しい面が分かります。
・逆に、生き物の環境適応能力から、環境条件や栽培技術が悪くてもある程度のものを作れたりすることや、一般的な栽培技術がオープンで隣の畑を見て作れるのも、他産業と比べるとやりやすい面です。
・これらの特徴を短期間に実感を持って理解することは難しいですが、とにかく自分の身体で体験して、農業への関心度がどう変化するかを自分で確認してみて下さい。

2.農業体験は生産の現場を知るのに非常に有効です
・現地の状況を知るには現地見学という手段もあり、幅広い情報を得るにはむしろ適しているといえます。当公社も積極的に支援しています。
・しかし、農業を仕事にするかどうか自分の中で分からない場合は、見学だけでなく実際にやってみることが分かりやすい判断の決め手といえます。
・体験では受入農業者の人となり、作物や農機具の扱い方等を知ることになりますが、なぜその作物を取り入れているのか、他の作物との関連をどう考えているのか等、実際に現場で聞くとよく理解できます。

3.農業体験は就農に向かうステップを一歩進めるのに役立ちます
・農業体験を行うということは、地域や作物という選択プロセスを経て内容を決めますので、自営や雇用を問わず就農を目指す場合の選択のプレ経験ともなります。

・体験の結果、農業をやってみたいのか、やってみたい気持ちがそれほどでもないのか。農業ができると思うのか、難しいと思うのか。
・周囲の状況や自分の気持ちを客観的に判断することは誰も容易ではなく、体験だけでは農業に向かうかどうか整理できないかも分かりません。しかし、自分なりの判断を行うのに、迷いや悔いを少なくするには有効と思えます。
・やっても分からないかも知れないが、やらなければ分からない。やれば見えてくるものがある。

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