このページでは、様々なQ&Aをご用意しております。以下の質問と答えで、わからない場合は、Web就農相談やオンライン就農相談で対応しますので、気軽に申し込んでください。

 

Q: 本当に農業で生活する事が出来るでしょうか? どれくらい儲かりますか?

Q: 農業を始めるのに、どれくらいお金がかかるでしょうか?

Q: 有機無農薬栽培をしたいが?

Q: 農業に休みはあるのか? 農家の働き方は、どんなもの?

Q: 農業は組織に縛られないか? 農村生活は、人間関係が大変ですか?

Q: 植物や動物好きなら農業はできるでしょうか?

Q: 農地はどうやって手に入れるのですか?

Q: 住む所は斡旋してもらえるの?

Q: どれくらい労力がいりますか?

Q: 車の運転免許は必要ですか?農業に必要な資格は何ですか?

Q: 女性1人で農業を始めるのは不安です。大丈夫でしょうか?。

Q: 年をとっていても、就農できますか?

Q: 就農する所は、どうやって選べばいいのでしょうか?

Q: 農機具はどうやって手に入れるの?

Q: 農業は体力が必要と思いますが、私でも大丈夫でしょうか?

Q: 田舎暮らしに興味があるのですが?

Q: 農業人フェアとは、どんなものですか?

Q: スマート農業とは、どんなものですか?


 


 

Q:本当に農業で生活する事が出来るでしょうか?

A:農業で生計をたてる場合、当面の生活は楽ではないと覚悟すべきです。
農産物価格は、あまり高くはありません。このような中で農業を経営していくためには、いかに高品質で、付加価値の高い物を作って売るか、また、如何にコストを下げていくかなどがポイントであり、プロの農業者でも苦労しているのが実情です。さらに、新たに農業を始めるのですから、すぐに多くの収入が得られることはありません。ある程度の経験を積み、農業の技術や、知識を得るまでには時間がかかることを覚悟したほうがいいでしょう。

このため、しまね農業振興公社では、皆様が安心して就農の準備ができるよう様々なサポートを実施しています。
まずは、詳しい相談内容をオンライン就農相談等から、お聞かせください。

なお、「就農パッケージ」では農業での収入支出を内容とした経営モデルを記載したものもありますので、参考にしてみてください。

 

ページトップに戻る


 

 

Q:農業を始めるのに、どれくらいお金がかかるでしょうか ?

A:就農に必要なお金は、ケース・バイ・ケースで、いろいろです。
自営就農では、一般的な起業と同じで、多くの初期投資(野菜、果樹で1千万程度、酪農等では億単位)が必要です。農業は多くの支援制度がありますが、一定の自己資金(300万円~400万円程度)があると安心です。
ビニールハウスや畜舎等の農業施設が必要な場合、また大型の耕運機や収穫機を必要とする経営の場合は、高額な施設・機械整備費が必要となります。

たとえ研修を受けて技術を身に付けても、天候や病虫害・獣害の影響で作物が順調に育たないこともあり、軌道に乗るには数年かかる事例が多いです。
貯金は無いが、どうしても農業をしたいのならば、「雇用就農」あるいは「半農半X(いわゆる兼業農家)」の方法が考えられます。

 

ページトップに戻る


 

 

Q:有機無農薬栽培をしたいが?

A:「有機無農薬で農産物をつくりたい」と言う相談が近年増加の傾向にあります。しかし、一口に有機農業と言っても作目は色々あり、生産技術も高度で様々であり、初心者の方がすぐに始められるものではありません。

一方、島根県内には多くの有機農業生産者の方もおられますので、それらの状況を知ってほしいと思います。
まずは有機農業のベテラン農家などで視察・研修をしながら、就農地で本当に実現可能か充分に検討をしましょう。
また、有機葉物野菜などの「就農パッケージ」もありますので、参考にしてください。

ページトップに戻る


 

 

Q:農業に休みはあるのか? 農家の働き方は、どんなもの?

A:農業での働き方もいろいろですが、農業にも休みはあります。特に、農業法人の従業員として働く場合は定期的な休みを取ることができます。ただし、定休日があっても、生産の状況や天候によって急に休みが変わる場合もありますので、注意しておく必要があります。
しかし、新規就農して自営業として農業をやる場合、生産以外にも販売、マーケティング、資材等の確保など様々な仕事をやらなければならないので、決まった休みを取るというのは難しいかもしれません。さらに、収穫期などは、かなりの長時間労働が続くことも覚悟しておいたほうがよいです。
それでも、先輩農業者の方々は、がんばって農業に取り組んでおられます。そんな先輩の生の声が「就農パッケージ」のページに掲載してありますので、参考にしてみてください。

また、農家の働き方については、マイナビ農業の「農業したい人必見!まずは農業の仕事内容を知ろう」が参考になると思います。

 

ページトップに戻る


 

 

Q:農業は組織に縛られないか? 農村生活は、人間関係が大変ですか?

A:新たに農業を始めるということは、農村社会の一員になるということです。都会よりも人間関係が濃いと言われるのも、集落の皆が生きていくために協力し合うことが不可欠だからです。農村生活を送りたいのであれば、そのことは理解しておいてください。
まずは、地域の方とのコミュニケーションを大事にしましょう。その地域独特のルールに馴染むよう努め、地域住民との相互信頼関係を築くことが大変重要です。

就農地が決まったら、まず営農関係の世話役(農業委員、生産組合長、農協理事、土地改良区など)や自治会長へ挨拶に訪問し、地域の行事や決まり事を教えてもらいましょう。また農業用水や農道の利用に伴う清掃・補修等の共同作業、地域の活動(自治会活動、消防団等)、冠婚葬祭や伝統行事への参加も努力してみましょう。自分の人となりを知ってもらい、地域住民の信頼を得るためにも、地域の行事へ参加をすることが望ましいと考えます。
以上のことも含めて、「就農パッケージ」を用意している市町村の方々が、あなたに寄り添ってくれます。
各市町村の就農パッケージも参考にしてください。

ページトップに戻る


 

 

Q:植物や動物好きなら農業はできるでしょうか?

A:農業経営には幅広い知識が要求されます。農業をやるには植物や動物を育てることや、畑仕事が好きということは重要な条件です。しかし、農業を経営していくためには、ただ単に作物の栽培や家畜の飼育の事だけを知っていれば良いというものではありません。例えば機械の扱い方や修理のことから、販売や仕入れの駆け引き、さらには、税金や農地の法律など幅広い知識が要求されます。

ページトップに戻る


 

 

Q:農地はどうやって手に入れるのですか?

A:農業を始めたいあなたにとって、農地の選定は最も大事な事です。ただし、農地は、いきなり手に入れることができるものではありません。就農の準備をしながら、市町村役場の人などと相談して決めていくものです。
農地選定のポイントとしては、土壌や日当たりが農産物の生育に適していること、住居から農地までの距離が近いことなどがありますが、併せて農地法などの制度も守る必要があります。
まずは、どのような農業をしたいのか、当公社に相談してください。

なお、現在農地の貸借は、農地中間管理事業を活用したものが主流となりつつあります。農地貸借のマッチングを農地中間管理機構(当公社)が実施しております。(農地中間管理事業について

 

ページトップに戻る


 

 

Q:住む所は斡旋してもらえるの?

A:住居については、市町村によっては「空き家バンク」「リフォーム助成」「公営住宅の確保」などの支援をしており、空いている物件があれば斡旋してくれることもあります。不動産会社に相談するのも手ですが、まずは市町村役場に相談してみてはいかがでしょうか。
なお、市町村の空き家情報((公財)ふるさと島根定住財団)は、こちらからどうぞ。(家賃や住居価格は、市町村によってまちまちです)

ページトップに戻る


 

 

Q:どれくらい労力がいりますか?

A:農業経営に必要な労力は、品目や規模によって様々です。ただし、一般的に収穫期などにはかなりの労力が必要です。1人だけで作業するには限界があると考えていたほうがよいです。
品目ごとの労力や経営収支などのデータが掲載された「就農パッケージ」もありますので、調べてみてください。

ページトップに戻る


 

 

Q:車の運転免許は必要ですか?農業に必要な資格は何ですか?

A:運転免許と車は、農業をする上で必要不可欠です。住居から農地までの移動や用具・材料の運搬、さらには作物の出荷に欠かせません。また、生活面でも、買い物などに必要になります。
値段と機能を考慮すると軽トラを準備するのが得策だと思います。島根の農家のほとんどが軽トラを所有しています。

農業経営を行う上で、運転免許以外に必要な資格は特にありませんが、畜産での人工授精士資格など、その経営に役立つ資格はありますので、当公社への相談の際にお問い合わせください。

 

ページトップに戻る


 

 

Q:女性1人で農業を始めるのは不安です。大丈夫でしょうか?

A:農業は少なからず体力のいる仕事がほとんどですが、もちろん女性にも出来る仕事です。事実、女性の農業従事者はたくさんいます。酪農や畜産などの動物を相手にする仕事などでは、女性ならではのきめ細かい心配りが重要であったりしますし、ぶどう栽培や花卉栽培などでは女性の感性が活かされることもあります。農業が男の仕事だという考え方は、実際の現場では全く当てはまらないものと言えるでしょう。

具体的に女性が活躍している産地として、出雲のぶどう産地があります。「第4回オンライン産地ツアー」でご紹介しましたが、その様子を以下のページで報告紹介しています。是非、御覧ください。
「第4回しまねオンライン産地ツアー報告 -女性1人だけでも経営できる出雲のぶどう-」

ページトップに戻る


 

 

Q:年をとっていても、就農できますか?

A:高齢だからといって、就農できないということはありません。
年齢が高い就農希望の方の心配は、大きくわけて2点あると思います。
①第1点目は、体力の問題です。一般的に農業は体力のいる仕事がほとんどですが、徐々に慣れていけば大丈夫です。また、年齢に応じた働き方(作目選定・経営規模)も考えていけば良いと思います。
ただし、70代後半になると、傾斜地での刈払機による草刈りが困難になってくることが多いと言われています。(島根県農業技術センター調べ)中山間地域の農地(水田)では、法面の傾斜がきつい場所が多いので、このくらいの年齢になると対応が難しいかもしれません。(個人差が大きい分野です)

②第2点目は、支援制度の条件です。新規就農者がよく利用される「農業次世代人材投資事業」という支援制度がありますが、この制度では、就農予定時50歳未満が助成金の受給条件となります。ただし、65歳未満であれば、助成金額は少なくなりますが、島根県独自の支援制度もあります。
詳しくは、当サイトの「島根県の新規就農支援制度一覧コーナー」を御覧ください。

なお、「Q:女性でも農業はできますか?」というQ&Aも参考にしてください。

ページトップに戻る


 

Q:就農する所は、どうやって選べばいいのでしょうか?

A:地域によって気候・土壌・産地などの営農環境にそれぞれ特色がありますので、あなたのイメージと合う地域なのか、現地の農業関係機関に相談して情報を集めてみましょう。島根県では、市町村役場、県の農業普及部(栽培の指導担当)、農協の担当者等が支援チームを組んで対応する「就農パッケージ」があります。参考にしてみてください。

ページトップに戻る


 

 

Q:農機具はどうやって手に入れるの?

A:農業ではシーズンを通して力仕事や単調な作業が続くので、農業機械や便利な資材は必要不可欠となります。
一般的に、これらはJA(農協)や農機具商、あるいはホームセンターなどで調達することとなります。
ただし、どんなものが適切なのかは、先輩農家などからのアドバイスで判断してくこととなります。また、農業機械については、適切なメンテナンスを自分でしていくことが非常に重要になってきます。

これについても、先輩農家あるいはJAの農機部門の人から教わりながら、徐々に慣れていくことになります。
就農パッケージを用意している地域では、これらについても、研修の段階から就農後までしっかりとあなたに寄り添って行くことができますので、心配しないでください。
なお、マイナビ農業のサイトで関連した記事がありますので紹介しておきます。

ページトップに戻る


 

 

Q:農業は体力が必要と思いますが、私でも大丈夫でしょうか?

A:農業は体力のいる仕事がほとんどですが、徐々に慣れていけば大丈夫です。
初めて農業体験をされると、体力的に大変な仕事であることを実感されますが、「農業を始めるんだ!」という意思をもった方ならば、必ず乗り越えられる壁です。

ページトップに戻る


 

 

Q:田舎暮らしに興味があるのですが?

A:島根での暮らしに興味がある場合は、以下のページが参考になります。
しまねでの定住(定住財団HP)

ページトップに戻る


 

 

Q:農業人フェアとは、どんなものですか?

A:新・農業人フェアとは、農林水産省が主催する就農相談のイベントです。全国の自治体や就農支援関係機関が一同に会して、相談に応じてくれます。

「いつかは独立して農業を仕事にしたい」、「家族と一緒に農業で新生活を始めたい」、「農業に興味があるが何から始めれば良いかわからない」など、農業に興味がある、これから農業に一歩を踏み出そうと言う方、農業を仕事にしようと考えている方など様々な方が情報を得られるイベントです。
各自治体や農業法人に直接質問ができたり、資金や農地、国の支援制度のご案内や各種セミナーなど、様々なコンテンツをご用意しております。
詳しくはこちらからどうぞ

ページトップに戻る


 

 

Q:スマート農業とは、どんなものですか?

A:スマート農業とは、ロボット、AI、IoT等の先端技術を活用した農業のことです。島根県でも、ドローンを活用した病害虫防除は、多くの地域で普及しています。また、GPSを活用したトラクター耕起なども少しずつ導入されつつあります。
しかしながら、まだまだこれからの技術という面もあります。スマート農業の詳しい情報は、農林水産省の「スマート農業」サイトを御覧ください。